年末に干して以来、ようやく訪れた天日干し日和。
一昨日まで大寒波と大雪だったので、
「今日は天日干しです。」と聞いて、
驚いて干し場へ上がって行くと、
キンとした冷たい空気と、
とても気持ちの良い陽射しの中、
海をバックにたくさんのイカが並んで干され、
製造員のみんなが安堵の表情で休憩中。
まずは干し台のスペースだけ雪かきをしてから、
早朝から600杯のイカを開き初め、
深層水に浸してから、
1杯ずつロープにイカを干しては、長足をかけていき、
全てのイカをかけ終わってから、
その後みんなで一気に干し台の周りを雪かきして、
イカに風がよく当たるように干し台を広げて設置。
そして、さらりといい具合に表面が乾いたところで、
1枚ゝイカを裏に返して、
ようやく一息ついたところでした。
「いい風もあるさかいに、いいがに干せるわ。」
(いい風もあるから、いい具合に干しあがるわ。)
とみんな満足気でうれしそう。
「ほんとやあ、いい膜できとるね~。」
温かい陽射しと、冷たい海風、鮮度の良いイカ、
最高の天日干しです。
能登小木港の船凍いか漁の事情が複雑さを極める中、
やっぱりこのイカでないと、この天日干しにはならない!
みんなのこの笑顔を見続けたい。
お客様にこの味をお届けしたい。
そんな思いで本社へ戻り、出荷や事務担当のみんなにも
今日の天日干しの仕上り具合を伝えました。
スタッフ:MAEDA
「只今、できたてお届け中!」⇒烏賊の天日干し