いかの天日干し製造

(2023年11月24日 14:12:38)

11月21日、気温がぐっと低くなったこの日、真っ青な空と海、晴天なり。

最高気温15℃以下、あえの風(海からの東風)、太陽の日差し、湿度も低く、黄砂なし、「‘いかの天日干し’作業に必要な条件」が全て揃い、製造を決行。

「いか干し場」からの景色。この日は富山湾向こうの立山連峰が見えています

天日干しでしかできない透明な膜が旨味を閉じ込めます。「かなりいいでき。」と製造部長もうれしそう。

‘いか天日干し’は、厚みも特徴としているので、どんなに漁獲量が減少しても、小さいイカしか獲れない時でも、大きいサイズのイカを使用します。

干しあがった‘天日干し’は衛生加工場内で検品・急速冷凍、翌日包装して完成です。

―試食。焼くと白い粉(タウリンやアミノ酸などの旨味成分)が表面にたっぷり出ます。

(解凍してから焼きます)グリルで6分の焼き具合↑

この日製造の‘烏賊天日干し’は本日(11/24)より出荷しています。

大寒のいか天日干し

(2023年1月31日 14:07:29)

本日早朝、まずは加工場センター屋上の雪かき。

(加工場目の前の海)

屋上の干し場には、太陽の日差しとキンと張りつめた冷たい空気、そよそよとした海風があり、条件が揃った今日は“天日干し日和”。

待ちに待った天日干しの製造です。

(イカを1枚ずつロープにかけます)

(透明でキラキラのイカ)

長足を広げてロープにかけることで、足の付け根までしっかり乾かします。

能登の海洋深層水に浸して角のない自然な塩味に仕立てています。

太陽と海風をたっぷり受けて干したら裏返して、最後に透明な膜(天日干しだけにできる膜)が乾いたら干しあがりです。

「烏賊の天日干し」売り切れでお待たせいたしましたが、明日2月1日より販売再開します!

いかの天日干し作業

(2022年3月7日 17:38:12)

天候などの条件がそろわず、先週金曜日ようやく今期2回目の天日干し作業を決行!

気温良し、湿度良し、日差し良し、海風良し、黄砂なし!!予定していた作業を急きょ天日干し作業に変更。

たっぷりの海風と日差しで、表面はさらっさら、中はもっちりに乾きます。
透明の膜が乾き、いかの旨みを閉じ込めます。

裏返し作業中

天日干しにしかできない「旨みの膜」もしっかり張り、最高の出来です!

取り込んだら、衛生加工場へ移動です

このあと、1枚ずつ検品、真空包装して冷凍します。

この出来たて天日干しは、3月8日(火)から出荷となりますが、数に限りがあるため、当社直販のみの販売(会員様限定)となります。今年も量販店様などへの卸扱いはいたしかねますので、当社へ直接お電話・ファックス・メールでご注文ください。

(ネットショップからは会員登録いただくと閲覧・ご購入いただけます。)

「イカの天日干し」

(2020年11月12日 13:35:30)

天日干しは、朝6時30分、みんなに「今日は天日作業です」と電話が入るところから始まります。屋外作業なので、当日の天候を見極めてからでないとGOサインが出ないのです。

朝から手作業でイカをさばいて、海洋深層水に浸したら、屋上の専用干し場にイカを上げます。 1枚ずつイカをロープにかけて、両方の長手をかけて・・・ここでようやくいったん休憩。

海風が当たる干し場で、イカを1枚ずつ丁寧にかけていきます
裏に返して干し上げます

イカはたっぷりの海風と陽射しを受けて、揺れながら干されていきます。裏返しにかけて干し上げます。 表面がさらさらもちもちに乾いて、中は水分たっぷりの一夜干しです。

当社で35年以上続く「いか天日干し」の風景
作業しているスタッフもイカが愛おしそう(^^
能登の海風と太陽が干し上げます
外はさらさらふわふわ。中はしっとり水分でもちもち。

干しあがったイカを取り込みながら、「おいしそ~」「マヨネーズと醤油と一味の3点セットで食べたい」「軽く焼くと柔らかいしね」とみんなうれしそう。 1枚ずつ真空包装をして急速冷凍してあとは出荷を待ちます。

去年は大きなサイズのイカの水揚げがなく、天日干しが1日しかできませんでしたが、今年はいかも大きく身も厚く、これぞ「天日干し」という仕上りで、天候に恵まれればあと何回か作ることが出来そうです。

↓烏賊の天日干しページはこちら↓

待ちにまった天日干し作業

(2020年3月6日 18:49:20)

今期のいか漁は、イカのサイズが小型で、そこそこに大きめサイズのイカの水揚げがあったのは、ようやく年末でした。

そのため年内は天日干しの製造ができませんでした。

年が明けても“天日干し日和”に恵まれず、2月は「晴天時は天日干し」と強制的に製造予定を入れるも、他商品の製造、気候条件、人員の条件が揃わず見送りとなっていました。

今朝6時過ぎ製造部長から電話で「雲が広がっているから無理ですかね・・・」と。 

「今日できなければ、今年はもうできないね・・・」と言いながら、家の玄関の外へ出てみました。私の家は海が眼下に広がる高台にあるので海と空の状況がよく分かる。
天気予報は昼から晴れ、あとは経験上の体感で判断!!

「午後に向かっては晴れるから、いつもより干し初めの時間を遅らせれば、気温は低い、湿度は高くない、良い風さえあれば乾く!!」と伝え決行に!

イカをさばいているうちに、海風が当たる製造工場の屋上にある干し場では、冷たく乾いたほどよい良い風がでてきました。
「大丈夫!これなら旨みの膜もできて、よい仕上がりの天日干しになる!」

ちなみに、今年は新メンバーさんが2人、2人とも天日干し作業は初めて。

にもかかわらず、マキリを上手に使いこなし、イカをきれいにさばいていました。心強い仲間が増えました。

先程、無事本日の天日干し作業が終了しました。

(今年の「烏賊の天日干し」は1000枚程度の超限定品となります。)

「烏賊の天日干し」美味しく出来ています!

(2018年11月16日 15:25:32)

今年も「烏賊の天日干し」作業が始まっています。

本日の気温は15℃、朝から陽が差し、程よい風もあり、天日干し日和。

製造部隊いざ出動!!

まずは早朝から開いた真イカを、海洋深層水に漬けて干し場に運びます。

イカを1杯ずつロープにかけたら、次は足の付け根が広がるように長足をロープにかけていきます。

数時間干して、表面がさらさらで、身がもっちりしてきたら1枚ずつ裏返し、表面にできる透明な膜が乾いてきたら、取り込みのベストタイミングです。

今日も肉厚でおいしい「烏賊の天日干し」が出来上がっています。

(今日の田ノ浦工場の海)

いかの天日干し風景 2018

(2018年1月15日 15:04:45)

年末に干して以来、ようやく訪れた天日干し日和。

一昨日まで大寒波と大雪だったので、

「今日は天日干しです。」と聞いて、

驚いて干し場へ上がって行くと、

 

キンとした冷たい空気と、

とても気持ちの良い陽射しの中、

海をバックにイカがきれいに干され、

みんな安堵の表情で休憩中。

 

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まずは干し台のスペースだけ雪かきをしておき、

早朝から600杯のイカを開いて、深層水に浸し、

ロープに1杯ずつイカを干して、長足を両脇にかけていき、

その後みんなで一気に干し台の周りを雪かきして、

風当たりが良くなるように干し台を広げて設置。

 

 

そして、さらりといい具合に表面が乾いたところで、

1枚ゝイカを裏に返して、

ようやく一息ついたところでした。

 

「いい風もあるさかいに、いいがに干せるわ。」

(いい風もあるから、いい具合に干しあがるわ。)

とみんな満足気でうれしそう。

 

「ほんとやあ、いい膜できとるね~。」

温かい陽射しと、冷たい海風、鮮度の良いイカ、

最高の天日干しです。

 

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能登小木港の船凍いか漁の事情が複雑さを極める中、

やっぱりこのイカでないと、この天日干しにはならない。

 みんなのこの笑顔を見続けたい。

 やっぱりこのイカが愛おしい・・・。

本社へ戻り、早速出荷や事務担当のみんなにも

いい出来具合を伝えました。

 

スタッフ:MAEDA

 

「只今、できたてお届け中!」⇒烏賊の天日干し

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今年も烏賊の天日干しが始まりました。

(2016年12月13日 10:43:06)

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12月の空気がキンとした寒い朝、今年も「いかの天日干し」作業が始まりました。

ようやく天日干しに適した気温となり普段、衛生工場内で、いかの加工品を製造している製造社員が、

一気に活気付き、慣れた手つきで、次々といかを開き、ロープにかけていきます。

 

「イカ釣り漁師が、漁労の間に家族への土産にと、釣りたてのイカを沖の船上で開き、

ロープにかけ、潮風で干した最高に旨い"沖干し”を再現したい」との先代の熱い思いから始まり、

続けてきた天日干し作業。

 

今年も作業員はイカを干します。

 

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潮風、太陽の陽を堂々と浴び、旨みの膜ができたイカが、いか屋さん自慢の「烏賊の天日干し」となります。

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青空に向かって堂々と輝く烏賊【天日干しレポート】

(2015年12月7日 10:02:51)

12月1日、陽差す本日。海風吹く寒い朝。

 

組合長こだわりの「天日干し」つくりが今年もはじまりました。

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「天日干し」の条件でしかできない「旨みの膜」。

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干している時にしか見られませんが、この見極めによって旨さが決まるのです。

 

組合長こだわりの“船上でつくる味”は、社員一人一人に受け継がれ、

毎年変わらず守り続けています。   

(下部の画像をクリックすると12月9日北国新聞掲載のお知らせにリンクします)

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烏賊の天日干しリポート

(2015年2月23日 16:22:25)

平成27年2月「烏賊の天日干し」リポートmovie

DSC_0967.jpg陽差し強め!気温低め!風向海風!風速良し!

天日干しには、この上ない条件が揃ったこの日、田ノ浦工場の干し場を見上げると、

製造作業員さんの楽しそうな声と共に干されたイカが見えた。

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 「時間的に、(11時頃)返し作業(裏返しにする)を始めた頃だろう」と思いながら、

干し場に上がると風の具合が良く早めに干せたため、すでにほとんどのイカが返し終わっていた。

青い空、青い海を背にロープに整列したイカが海風にゆれ、陽に輝いていた。

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近づいて見ると透明な膜もしっかり出来ていた。

 この膜が乾くと水分と旨みが中にギュッと閉じ込められ、”天日干しだけの特別な美味しさ” が出来上がります。

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 能登小木港産の真いか、能登海洋深層水で自然な味付け、能登の陽差しと海風で干した「烏賊の天日干し」を、

今年もお届けします。

 

 

お・ま・け

その1、天日干し作業の日だけは、お昼ご飯も干し場で食べます。

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その2、小さ目のイカは、出荷できないので店頭に来られたお客様などにおすそ分けしますが、

あまりの仕上がりの良さに出来たてを、さっそく焼いてみました。

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「この肉厚感、たまりません!!」

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スタッフ:MAEDA