創業・組合設立と現在の体制について

(2018年6月17日 13:43:28)


<創業・設立>

石川県いか釣生産直販協同組合は、創業者前田善榮により設立されました。

石川船団のいか釣り船の親方(船主)当時に、日本海で釣りあげ、漁場の船内で即、急速凍結した鮮度抜群の”船凍いか”を、全国の皆様の食卓にお届けしたい。本当においしいイカを知って、召し上がってもらいたい』との強い思いから、自分たちが誇りを持つ船凍いかを“刺身用”として能登から漁師が直送する販売会社を始めました。まだ産直というシステムがない時代で、冷蔵便や冷凍便もない時でした。

そうして構築した産直システムを、さらに事業化し強化するためにいか釣り船の親方をやめ、現在のイカ加工販売業に専念し、現在の事業組合を設立しました。 「自分たちの船凍いかを、高品質のいかとして産直販売する」という当初の目的は親方をやめても同じで、品質管理に優れた船のイカを指定買い付けします。

能登半島一円の郵便局にチラシを置かせてもらうことから始まった産直販売は、その後全国の郵便局で受付販売する産直頒布会カタログで販売するに至り、全国のお客様に能登小木港の船凍いかを召し上がっていただくことができるようになりました。

 

<現在の体制>

平成28年11月新代表に創業者の五女が着任しました。 当組合設立時から、創業者の傍らで一緒に運営に取り組んで参りました。 これまでも能登の船凍いかのおいしさを、そしていか釣り漁師のイカへの愛情を、少しでも多くの方にお届けしたい、その一心で、営業を中心として、加工現場の衛生管理の体制構築なども担当してきました。

現在は各部門を責任を持った社員が担当し、製造では創業者から直に指導を受けてきた者を中心に、一致団結して当時の味を守り、さらにおいしく、さらに使い勝手がよくなるように日々努めております。

 

一昨年から、イカが歴史的な不漁となっておりますが、当組合ではこのような状況下でこそ、「鮮度がよくおいしいイカを、お客様が欲しい時にいつでもお届けする」ことが、当組合からお客様にできるご恩返しであり、使命であると心得、現在取り組んでおります。

当組合は、これからも皆様に愛されるイカ商品を提供し続けて参ります。

      平成30年6月                             

                        代表理事 前田 幸子