いいがに干せたがいや~。おい、漬け込むぞいや! - 創業者の想い
能登いか屋さん 創業者の想い

いいがに干せたがいや~。おい、漬け込むぞいや!

11月のある日のこと。。。。

 

今年も(天日干し製造の季節が)来たぞいや~♪

 

組合長が鼻唄交じりに話しかけてきます。

11月から2月の期間のみ、いかの天日干を作ることが出来ます。
毎年この時期が来ると一夜干しだけでなく、
いかの生姜味噌漬けも天日干しで製造します。

一夜干しと生姜味噌漬けは、組合長の自慢の商品です!
一杯一杯干し具合を確認しながら、ゆっくり潮風にあてます。

img122.jpg

この時期の海から吹く潮風はとても冷たく厳しいのですが、いかの身をふっくらしっとりと仕上てくれます。
当組合の組合長は、組合設立当初からこのきれいな潮風と空気にこだわり続け、この時期を毎年楽しみにしています。

img123.jpg

ツボ抜き処理(内臓を取り除く処理)には殺菌海水を使用し、真水の使用は洗浄時のみです。
海水を使用することで、鮮度感を保ったまま干すことが出来ます。


一度に千杯以上のいかを干すので、干し時間の管理も重要になります。
満遍なく天日を当て、一杯一杯干し具合を確認しながら取り込んでいきます。

耳たぶ程度の弾力が出れば漬け込みに入ります。
使い終わった道具はきれいに洗浄して、次の晴れの日まで休ませます。


組合長、

「いいがに干せたがいや~。おい、漬け込むぞいや!」
 
(標準語)『最高の干し具合だ!皆、味噌に漬け込むぞ!』
 
 
こうやって作られるの商品が、
「いかの生姜味噌漬け」です。