「いかの匠」が語る。

(2018年6月18日 10:00:48)


幼少の頃より、いか釣船に乗りいか漁をした。

船の上というのはまさに大人の漁師の世界だから、大人と同じ仕事をしないと

えらく叱られたりする。”辛くてもがんばるぞ”という漁師的な根性がやしなわれた。

19歳で機関長になって40歳で大型いか釣船の親方になった。

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30余年前(昭和55年頃)、いかを獲る方から売る方への転換。

当時としては漁師が物売りなんて極めてめずらしい事。

「大型船の親方が、軽トラにいかを積んで

いか一本買ってもらうのに、稲運びの手伝いまでやったよ。

 

今では個人のお客さんはじめ、ゆうパックや量販店で

全国に多くのファンがついてくれたけどね。」

子供の頃、漁労の間に船の上で仮眠しながら

いかの鳴き声(キュッキュッという墨や水を吐く音)を聞いて育った私としては、

小木港の船凍いかを全国の方にまだまだ知ってもらいたい!!

「いか一筋の人生。

いかのことは、オレに任せろっ!」

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平成23年石川県から“ふるさとの匠(いか加工)”認定されました。

 



いか屋のこだわ
 
 

その1・原料ika-genryou.jpg

◆いかは日本海沖で釣り、能登小木港で水揚げされる刺身用の船凍いかだけを使用。

その中でも特に鮮度管理に優れた船を、入港前に指定し、さらに厳選しています。

◆能登沖で取水されたミネラルが豊富で清浄性に優れた低温で良質の海洋深層水を使用しています。


その2・製法

◆一番のこだわりは鮮度。

鮮度保持の為、殺菌海水で下処理し、製造能力を見極めた人の配置など、常に鮮度良く仕上げるための最善の方法で製造しています。

◆設立当初からのもう一つのこだわり、それは「いか釣漁師が漁労の間に船上でつくる味」この味を守る為、機械生産を極力行わず、手作りしています。

◆時代に沿った商品の開発にも積極的に取り組んでいます。

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その3・衛生

◆安心・安全が求められる時代に対応し、エアーシャワーや海水殺菌機

などを整え衛生管理を行っています。

◆また何より社員の衛生意識の徹底に、真剣に取り組んでいます。


その4・心

◆幼少の頃より“いか釣漁師”から”いかの加工と販売”まで”いか業一筋”の創業者の真念。

「本当においしいいかをお客様に食べてもらいたい。」

「漁師が命がけで獲ったいか、大切に扱わなくてはいけない。

その気持ちがあれば、どうすれば一番おいしくなるか、いかが教えてくれる。」

その心と経験は、社員1人一人に受け継がれています。  

          

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H21.12.3北國新聞掲載写真