(2020年3月6日 18:49:20)
今期のいか漁は、イカのサイズが小型で、そこそこに大きめサイズのイカの水揚げがあったのは、ようやく年末でした。
そのため年内は天日干しの製造ができませんでした。
年が明けても“天日干し日和”に恵まれず、2月は「晴天時は天日干し」と強制的に製造予定を入れるも、他商品の製造、気候条件、人員の条件が揃わず見送りとなっていました。
今朝6時過ぎ製造部長から電話で「雲が広がっているから無理ですかね・・・」と。
「今日できなければ、今年はもうできないね・・・」と言いながら、家の玄関の外へ出てみました。私の家は海が眼下に広がる高台にあるので海と空の状況がよく分かる。
天気予報は昼から晴れ、あとは経験上の体感で判断!!
「午後に向かっては晴れるから、いつもより干し初めの時間を遅らせれば、気温は低い、湿度は高くない、良い風さえあれば乾く!!」と伝え決行に!
イカをさばいているうちに、海風が当たる製造工場の屋上にある干し場では、冷たく乾いたほどよい良い風がでてきました。
「大丈夫!これなら旨みの膜もできて、よい仕上がりの天日干しになる!」
ちなみに、今年は新メンバーさんが2人、2人とも天日干し作業は初めて。
にもかかわらず、マキリを上手に使いこなし、イカをきれいにさばいていました。心強い仲間が増えました。
先程、無事本日の天日干し作業が終了しました。
(今年の「烏賊の天日干し」は1000枚程度の超限定品となります。)